2018-01-01から1年間の記事一覧

記録を残さない風土の役所にデブリ処理や管理は無理

責任追及されたくないためか、日本と呼ばれている国の役所には、記録をできるだけ残さないという風土があるようである。しかし、臨界発生の影響を回避しつつ行われるであろうデブリの取り出しは、一挙に行えないであろうから、些細な異常にも注意した記録を…

デブリ処理への思い、雑感

人権は最重要。しかし、人権の否定思想は、他者が尊重すべき人権には含まれない。たとえば、差別発言など他者の人権を否定する発言(表現)は、表現の自由として守られる人権の中には入らない。差別発言を許すなら、差別を許さないとの思いは強いものではな…

デブリを上部から摘出するしかないか

底部だけでなく、支柱、壁、作業足場にもデブリがあり、建屋部材とデブリの合金化もありそう。デブリがあるところだけでも建屋ごと横にずらして、回収作業ができればよいが、困難且つ危険であるので、建屋の上部から順々に解体していくしかなさそう。解体前…

デブリのその場での収納・処理について

デブリがある近辺で、ホウ素化合物で内外面とも被覆されたカプセルにデブリ片を収納・処理する方法では、カプセルを多数準備して、同時、または順次、収納・処理していくわけであるが、この場合でも問題は、炉・容器・建屋からデブリを分離したりデブリ片に…

デブリ片の溶解回収手順

デブリの小塊をカプセル等に入れて、硝酸等で溶解し、原子炉建屋外に排出する手順について ①デブリを細断する。 ②表裏をホウ素化合物で被覆した耐酸性デブリ溶解容器(密封可能なボックスやカプセル等)で、この容器に酸や窒素ガス等を供給できる配管と、容…

最小臨界量(質量)未満ごとでのデブリ処理

デブリ処理中に核分裂の連鎖反応が発生しないように、デブリの最小臨界質量未満ごとでの処理が考えられないか。金属ウランに比べ金属プルトニウムの最小臨界量は小さく、少量でも臨界になってしまうらしい。更に、水溶液状態ではウランやプルトニウムの最小…

デブリを硝酸で溶かす場合

硝酸に耐える材質として一般的なのは、黒鉛であろうが、黒鉛は中性子反射体となるもので、連鎖反応を促進する材料とされている。一方、炭化ホウ素B4Cは制御材であり、又、硝酸にも耐える。よって、容器としては炭化ホウ素が望ましいが、強度上の問題があり…

建屋底外部の受け皿製作法

建屋底外部の受け皿製作は、その現場で行う。別の所で製作した受け皿を、浮かせた建屋の下に入れるということではない。建屋を浮かせる事は困難であろうし、仮に浮かせたとしても、振動等でバランスを失って落下するような事があるかもしれない。このような…