三重水素トリチウムの保管

トリチウムを含む汚染水を希釈して海洋放出するらしいが、公害問題における総量規制の考え方からすると、単に希釈すれば済むということでもないと考える。

水を電気分解すると、カソードから発生する水素ガスには、最初、重水素トリチウムが含まれず、電解液中に重水素トリチウムが取り残されて、これらが濃縮してくるようである。それで、以下の処理工程を提案する。

①カソードからの発生ガスにトリチウムが確認されるようになるまで電解を続け、確認されたら電解を終える。

②電解廃液にはトリチウムが濃縮されて存在しているので、厳重に保管管理し、ほとんどのトリチウムがヘリウムに壊変するまで保管を続ける。

③電解で発生した水素ガスは、燃料電池に送り、電気を発生させる。そして、上記の電解等に利用する。

燃料電池での反応で生じた水は、海洋放出する。

 

水素とトリチウムは、互いに同位体であるが、物理的性質等で大きな差があるので、吸着法等、多くの分離法が考えられ、検討されているようである。事故処理であり、処理コスト優先で安易なやり方を採用するということは認められない。世界に対し、誠意のある処理方法が採用されることを望む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほとんど