地表付近の温度上昇速度

「(地表付近への熱や光等のエネルギー流入および地表付近での安定物質や放射性物質からのエナルギー発生や取り出し速度)-(地表付近から宇宙空間へのエネルギー流出速度)」>0なら、地表付近の温度は上昇することになり、温度上昇速度をΔTとすると 先の…

温暖化の本当の原因は、単に人口増加にともなって地表における熱発生・放出が多くなったからでは?

気候温暖化につき、二酸化炭素濃度の増加による影響もあろうが、単に人の生活での熱エネルギー放出が多くなったことによるのではないだろうか。人は暖房や煮炊きに熱を必要とするし、夏場のエアコン室外機からの暖気放出もかなりなものである。人口増加が続…

デブリ処理は経済性優先であっては破滅

トリチウム回収を真面目に進めると原発のコスト高を招くことから希釈放出で済まそうとしているが、デブリ処理まで経済性優先となれば危険且つ人々の権利侵害を拡大させることになろう。

汚染処理水からのトリチウム分離の続き

原発汚染水から、水素の放射性同位体であるトリチウムをできるだけ経済的に分離する方法について考えてみた。 水素は軽水素とも呼ばれ、同位体として二重水素(通常、重水素という)と三重水素(トリチウムのこと)があるが、水を電気分解した場合、発生する…

三重水素トリチウムの保管

トリチウムを含む汚染水を希釈して海洋放出するらしいが、公害問題における総量規制の考え方からすると、単に希釈すれば済むということでもないと考える。 水を電気分解すると、カソードから発生する水素ガスには、最初、重水素やトリチウムが含まれず、電解…

大穴に原子炉施設を落下させ、更地に

・大穴にデブリを含む原子炉施設を落下させ、更地にする手順 原子炉施設の下部に、天板付きで遮水壁を備えた深い大穴を設け、天板を支える柱群を同時に破壊して施設を落下させ、コンクリート等で埋めてしまう。なお、万一の臨界発生に備え、施設全体を覆うド…

地下水対策

原発施設への地下水流入防止対策 ①地下水の流れる方向を変えることができないのか。 原発施設を迂回するような誘導地下水路を設けるとかは、あってもよさそう。 ②凍土壁と原発施設の間に、コンクリート等での遮水壁を設置できないか。 ③原発施設の地底全体を…

余談(地熱発電、温泉発電のすすめ)

石炭火力発電が、世界中の多くの人々から非難されているようだ。環境問題に敏感な人々や国々にから、石炭火力発電を主なエネルギー源とした製造物が敬遠されても不思議ではない。石炭火力からの二酸化炭素の排出を低減できるかもしれないが、そもそも石炭と…

水銀アマルガムや風評

理化学辞典でアマルガムのところを見ると、鉛などの低融点金属は水銀によく溶解するが、鉄などの高融点金属は溶解しにくく、それで鉄の容器に水銀に入れていると。ウランの融点は1132℃で、鉄の融点1535℃よりは低いものの、鉛の融点327.4℃よりは…

くっついたデブリ対策

鉄壁や鉄枠等に取り付いたデブリは、アマルガムにしてスクリューコンベア等で取り出すか。

デブリ片除去後の臨界防止

デブリで核分裂の連鎖反応が生ずるには、放射性物質が臨界質量以上で存在している必要があることから、放射性物質について、ある一定の臨界濃度Ccritical(x,y,z)があるように思われる。 現状、デブリで連鎖反応が起きていないようであるが、ウラン等の放射…

記録を残さない風土の役所にデブリ処理や管理は無理

責任追及されたくないためか、日本と呼ばれている国の役所には、記録をできるだけ残さないという風土があるようである。しかし、臨界発生の影響を回避しつつ行われるであろうデブリの取り出しは、一挙に行えないであろうから、些細な異常にも注意した記録を…

デブリ処理への思い、雑感

人権は最重要。しかし、人権の否定思想は、他者が尊重すべき人権には含まれない。たとえば、差別発言など他者の人権を否定する発言(表現)は、表現の自由として守られる人権の中には入らない。差別発言を許すなら、差別を許さないとの思いは強いものではな…

デブリを上部から摘出するしかないか

底部だけでなく、支柱、壁、作業足場にもデブリがあり、建屋部材とデブリの合金化もありそう。デブリがあるところだけでも建屋ごと横にずらして、回収作業ができればよいが、困難且つ危険であるので、建屋の上部から順々に解体していくしかなさそう。解体前…

デブリのその場での収納・処理について

デブリがある近辺で、ホウ素化合物で内外面とも被覆されたカプセルにデブリ片を収納・処理する方法では、カプセルを多数準備して、同時、または順次、収納・処理していくわけであるが、この場合でも問題は、炉・容器・建屋からデブリを分離したりデブリ片に…

デブリ片の溶解回収手順

デブリの小塊をカプセル等に入れて、硝酸等で溶解し、原子炉建屋外に排出する手順について ①デブリを細断する。 ②表裏をホウ素化合物で被覆した耐酸性デブリ溶解容器(密封可能なボックスやカプセル等)で、この容器に酸や窒素ガス等を供給できる配管と、容…

最小臨界量(質量)未満ごとでのデブリ処理

デブリ処理中に核分裂の連鎖反応が発生しないように、デブリの最小臨界質量未満ごとでの処理が考えられないか。金属ウランに比べ金属プルトニウムの最小臨界量は小さく、少量でも臨界になってしまうらしい。更に、水溶液状態ではウランやプルトニウムの最小…

デブリを硝酸で溶かす場合

硝酸に耐える材質として一般的なのは、黒鉛であろうが、黒鉛は中性子反射体となるもので、連鎖反応を促進する材料とされている。一方、炭化ホウ素B4Cは制御材であり、又、硝酸にも耐える。よって、容器としては炭化ホウ素が望ましいが、強度上の問題があり…

建屋底外部の受け皿製作法

建屋底外部の受け皿製作は、その現場で行う。別の所で製作した受け皿を、浮かせた建屋の下に入れるということではない。建屋を浮かせる事は困難であろうし、仮に浮かせたとしても、振動等でバランスを失って落下するような事があるかもしれない。このような…

原子炉建屋の底外部に受け皿がほしい。

原子炉や放射性物質が付着した建屋を解体して撤去する場合、取り残しが無いようにするため、建屋の底外部にコンクリート製の受け皿を準備しておきたい。受け皿設置に際しては、建屋全体を上部や側面外部から支持しておくものとする。なお、この受け皿は、ク…

ホウ素含有クーラントをデブリの機械的取り出し時に使用

デブリを機械的に取り出す際、粉塵の舞い上がりを押さえるためと思うが、散水するとのことである。この水には、連鎖反応を引き起こす熱中性子(thermal neutron:減速して運動エネルギーが小さくなった中性子)を吸収するためのホウ素が含まれることになろう…

連鎖反応の防止のため、多孔質炭化ホウ素等でデブリをカバー

ウラン235に1個の中性子が当たると、約2.46個の中性子を発生しながらウランが核分裂し、この発生した中性子が別のウラン235に当たるということを繰り返して連鎖反応が起こると考えられている。デブリを電気溶解した際、ウランが電解液中に漂い出るが、液中の…

散水下での気中工法よりは、時間がかかっても電解によるデブリ溶解が安全では

気中工法でのデブリ回収とは、格納容器壁からデブリを機械的に削りはがして真空吸引するとかコンベア形式で格納容器外に搬出するということであろうか。この工法では、デブリが冷却液に浸かっていては削り取り作業が進まないとして冷却液の供給を止め、デブ…

格納容器からの漏水受け材の材質

新聞記事によれば、格納容器底部のデブリ近くの水は熱水になっているということで、想像するに、循環冷却水が上から降り注ぐ形で供給されるが、デブリまでには十分に行き渡らず、大部分は直ちにオーバーフローして循環系統に戻る形になっているものと思われ…

デブリ回収の段取りとして

デブリに電極を付けて電解還元や電流の向きを変えてアノード溶解を行うというのは、デブリ中のウランをできるだけ選択的に溶かし水溶液として回収しようというものであるが、デブリだまりがあると思われている格納容器底部の耐酸性が十分ならばこのような面…

気中工法では臨界とならないのか

気中工法の利点の一つとして、冠水法では臨界があるかもしれないが、気中工法では臨界に達する可能性が低いということかもしれない。 しかし、散水しながらデブリを破砕していくようであるから、デブリ片の分布状況によっては、一時的にでも臨界状態を形成す…

電解液はNaI水溶液か

電解中の液抵抗を下げるために、強電解質物質が電解液中に溶けているべきであるが、一般的に思い浮かぶNaClでは塩素イオンが、原子炉建屋鉄部材に強く作用するであろう。その点、ヨウ素イオンなら鉄に対する作用が穏やかであると思われる。また、NaIは、NaCl…

窒素ガスを流す二重管の構造について

内管と外管の間に窒素ガスを流すのは、外管に亀裂や孔が生じていないかどうかを調べるための気密検査であるが、密閉しての圧力変化調査では、配線を延ばしていったことに対する応答が遅いように思われるし、また、容積や温度の影響が大きいので小さな異常も…

デブリ用配線を二重構造の物の中に入れ、間に窒素ガスを流すわけ

デブリ用配線・電極をデブリに向かって延ばし、デブリに電極を形成するまでの間に、配線が液に触れて途中で断線したり、回収できずに原発構造物内に配線・電極材料を残してしまいデブリの量を増加させてしまうということがあるかもしれない。 そこで、電極形…

二重構造型デブリ用電極

デブリ用配線・電極を水中を通さずに、原発の支持構造体の外部から点検口等を介してデブリに近づけることができればその方が望ましいが、多分難しい。 そこで、デブリ用配線・電極を保護管(内管)に入れ、更にその外側に外管を設け、内管と外管の間に窒素ガ…