デブリに水銀を接触させる方法

先端部にセラミックス製の水銀留め具を備えたフレキシブル管に水銀を入れる。水銀留め具は、その先端を強く押すと水銀が漏れ出てくる機構を備えたものとする。すなわち、フレキシブル管を延ばしていって、デブリに接触させたい。フレキシブル管の材質であるが、高分子樹脂性よりも鉄線を編んで作製したような金属性のほうが良い。樹脂性では、放射線により短時間で劣化してしまうであろう。

2017年3月23日の記事は、フッ素樹脂での絶縁を考えたものであるが、デブリに近い所では石英や無アルカリガラスでの絶縁にした方が良い。また、上記フレキシブル管の材質がイオン化傾向の低い物で、且つ、あまりアマルガム化しない物なら管中の水銀を銅線の代わりとして、電解を行うことができよう。白金の使用は不要となるし、絶縁対策も不要となる。