水銀アマルガムや風評

理化学辞典でアマルガムのところを見ると、鉛などの低融点金属は水銀によく溶解するが、鉄などの高融点金属は溶解しにくく、それで鉄の容器に水銀に入れていると。ウランの融点は1132℃で、鉄の融点1535℃よりは低いものの、鉛の融点327.4℃よりはかなり高融点で、水銀に溶けるウラン量は少ないであろう。よって、ウランの低融点合金や低融点化合物を考えてみたいが、果たしてそれで水銀に溶けやすくなるであろうか。

福島県内での、参議院選挙における新撰組の演説会の様子をインターネットで見た。事実の指摘が、風評被害を広めてしまうということはあろう。しかし、事実は事実として指摘し続けなければ、事故の教訓が活かされないことになる。原発事故は短期間で片付くものではない。因みに、この国のエネルギー源は地熱に求めるべきと考える。温泉施設と共存する地熱発電の開発の障壁は、技術的問題よりも社会的問題にあるように思う。地熱資源に恵まれながら、他国の地下資源をムサボル、身勝手さ。いつまで続けるつもりか。

電力会社としては、地熱を利用できる地域は限られているが、原発は世界中の国々が取引相手となるので原発を優先したのかもしれないし、この国の要請があったのかもしれない(国としては、兵器も含め、原子力の研究ができる環境を確保しておきたかったのか?)。