最小臨界量(質量)未満ごとでのデブリ処理

デブリ処理中に核分裂の連鎖反応が発生しないように、デブリの最小臨界質量未満ごとでの処理が考えられないか。金属ウランに比べ金属プルトニウムの最小臨界量は小さく、少量でも臨界になってしまうらしい。更に、水溶液状態ではウランプルトニウムの最小臨界量は、金属の場合に比べかなり小さくなり、又、金属の場合と同様に、(ウラン水溶液の最小臨界量)>(プルトニウム水溶液の最小臨界量)とのこと。

そこで、安全のため、デブリプルトニウムとみて、プルトニウム水溶液の最小臨界量未満単位ごとの処理が考えられないか。

たとえば、内外部からの中性子放出・流入を抑えるためにBN被覆した耐酸性ボックスで、デブリの小塊(プルトニウム水溶液の最小臨界量未満であると考えられる小塊)を囲み込み、その中に硝酸を注入してデブリを溶かしてしまうとか。耐酸性ボックスの容積が、プルトニウム水溶液の最小臨界量未満相当で、注入硝酸量が少量なら、臨界を生じさせないで済むと思うが。